ヘルメットの手入れ方法

How to care for a helmet

ロードバイクのヘルメットは案外高価なので、できるだけ長い間使いたいもの。長い間使うためには洗うなどの手入れをして汗や泥などの汚れを落として寿命が延びる。さらに綺麗なのでカッコいいし、汗臭さも取れて衛生的だ。ここではヘルメットの寿命を延ばすための手入れの仕方や洗い方などを紹介する。

ヘルメットの手入れ方法

ヘルメットは必須

ロードバイクに乗るときは必ずヘルメットを着用しよう。スピードが出ていても出ていなくも、転倒したときに打ち所が悪ければ取り返しのつかない事故になりかねないからだ。ヘルメットを着用することは、車のシートベルト着用と同じくらい大切なのだ。

ただ、ロードバイクのヘルメットは割と高価。高いものだと3万円するものも存在する。そのため、できるだけ長い間使いたいものだ。一方でヘルメットは激しい運動のために使用するので汗や地面からの埃でそこまで衛生的なものではない。長い間衛生的にヘルメットを使用するために手入れ方法を学んでおこう。

なお、ヘルメット選びについては「ヘルメットの選び方とおすすめヘルメット」にて詳しく紹介しているので、参考にしてほしい。

こうなったらヘルメットは使えない

ライナー(ヘルメット内側の衝撃吸収体)が変形してしまった場合

ライナー(ヘルメット内側衝撃吸収体)

ヘルメットは、走行中に事故にあったり、転倒したりした際、頭を守ってくれる重要アイテムだ。その構造は外側の「シェル」とその内側に貼り付けられた「発泡ライナー」からなる。

このうち、発泡ライナー部分は、素材は発泡スチロールが使われており、衝撃を吸収するという大切な機能を受け持っている。そのため、デリケートにできている。地面に落としてしまった場合など、少しの衝撃でも変形してしまうし、水分にも弱い面もある。

普段の取り扱いも雑に扱わないこと

ヘルメットは衝撃を吸収するという構造上、一度大きな衝撃を受けるとその部分はもう二度と衝撃を吸収できなくなってしまう。外見上はなんでもなくても、事故や転倒などで衝撃を受けたものは必ず交換しよう。さらに、不用意に落としてしまって強い衝撃を与えってしまった場合も同様。雑に扱わないことが大切。

雨天走行後にヘルメットを拭いておくことを忘れずに

雨天走行後にヘルメットを拭いておくことを忘れずに

雨天走行後にロードバイクの劣化を防ぐために雨のたびに水分を拭き取る人も多いと思うが、忘れがちなのはヘルメット。ヘルメット内部のライナーは水分に弱いため、雨天走行後濡れたままにしておくのは良くない。

また、濡れたままでそのままにしておくと汗と汚れと水分により雑菌が繁殖して臭いを発する場合も。ヘルメットが濡れた場合はウエスで水分を拭き取り、きちんと乾燥させておこう。

洗い方

必要なもの

中性洗剤

いわゆるおしゃれ着洗いの洗剤の多くが中性洗剤。洗う際の洗剤と水の割合はラベルに決められた分量通り。なお、普通の衣類用液体洗剤は中性洗剤でない場合が多いので注意が必要。

拭き取り掃除するための布(未使用のウエスでもOK)

ヘルメットの外郭部分であるシェルを拭き掃除するために必要。ウエスがあればそれを使ってもいい。ヘルメットを拭いた後はフレーム清掃に使うといい。

水をためることができるタライ

インナーパッドを手洗いする時に使用するタライ。ヘルメットの手入れであればそこまで大きくなくていいので、洗面器でも代用できる。

シェル

シェル

中性洗剤を含ませた布で優しく拭き掃除

シェルはヘルメットの外郭部分で、素材としてはブラスチックが多く使われている。晴れているときだけヘルメットを使っているのでそんなに外側部分は汚れていないかといえばそうではなく、空気中の埃や後輪が巻き上げた砂などによって思っている以上に汚れるもの。そのため、シェルも綺麗にしてあげることが必要。

シェルの掃除の基本は中性洗剤を含ませた布で優しく拭くこと。ヘルメットについた汚れであればほとんど落ちるが、傷を伴う汚れは落ちないので注意。布は清潔なウエスでよく、使った後はフレームなどの洗浄に使おう。

シェルは水洗いしてはいけない

洗う際にはシェルに水をかけて洗うのは厳禁。雨の日も走ることがあるので問題ないと思われがちだがそうではない。というのも、必要以上に水分をかけてしまうとシェルの部分と発泡ライナーの接着部分がはがれてしまう可能性があるため。さらにプレートとライナーの間に水が入ってしまうと、外からシミみたいに見える場合もある。

また、シェルと発砲ライナーの間の接着部分は、強い洗剤や熱に弱い素材なので、掃除する際は特に注意が必要。汚れがひどいからといって熱湯をかけたり漂白剤を使ったりするのはやめておこう。拭く際は、中性洗剤を含ませた布で優しく拭き掃除してあげよう。

インナーパッド

インナーパッド

汚れが溜まりやすい場所

ヘルメットの内側にあるパッドがインナーパッドで、頭とヘルメットのクッションになり装着時の違和感をやわらげる役目を持っている。インナーパッドは汗を吸収しやすい位置にあるため汚れやすく、定期的に洗わないと泡がまっ黒になるほど汚れていることも。雑菌が繁殖してにおいを発しやすい場所でもあるので、できるだけ定期的に洗おう。

まずはインナーパッドを取り外す

洗う際は、インナーパッドをヘルメットから外す必要があるが、インナーパッドが外れるかどうかはメーカーによって異なるが、多くのメーカーのインナーパッドは外れるようになっている。

例えば、カブトの場合は、ヘルメットの内側サイドにバックルと一緒に固定されているので、それを一度はずしてから、インナーパッドを外す。マジックテープ部分は受け側も取れてしまう場合があるのでゆっくり優しく外すこと。

中性洗剤で手洗いする

洗う際にはタライに中性洗剤を入れた水(かぬるま湯)を入れて、その中で軽くもみ洗いする。洗った後は水で何度かすすぎを行った後、陰干しにして乾燥させる。

インナーパッドの内側の汚れを拭き取る

インナーパッドを洗うだけでなく、内側も綺麗にすることが必要。シェル部分の拭き掃除をすると同じタイミングで、インナーパッドを取り外してから、内側を外側と同様に汚れをふき取って綺麗にする。

インナーパッドは消耗品

インナーパッドは消耗品である。しばらくの間は大丈夫だが、長い間使い続けると頭との摩擦で傷んでやぶれてしまったり、頭へのフィット感が損なわれたりしてしまう。劣化が気になってきたら交換することをおすすめする。

ストラップ

ストラップもインナーパッドと同様に、定期的に洗っておかないと、汗に含まれる塩分が白い粉となって付着したり、嫌なにおいを発してしまう。

しっかりもみ洗いする

多くのヘルメットではストラップはヘルメットにしっかり固定されて取り外せない。そのため、洗う場合はそのまま中性洗剤をつけてもみ洗いする。シェル部分やライナー部分を濡らさないように注意。

洗い終わったら

洗い終わったら

必ず乾かす

洗い終わったら風通しの良い場所にてインナーパッドもヘルメット本体も乾かす。乾ききっていない湿ったヘルメットはかぶると気持ち悪いだけでなく、雑菌が繁殖してニオイのもとになる。そのため、しっかりと乾燥させることが大切、なお、発泡ライナーは湿ったままにしておくとカビが発生することも。ヘルメットを洗ったあとはしっかり乾燥させることが大切

陰干しが基本

干す場合は陰干しが基本。その理由は2つあり、発泡ライナーは紫外線によっても劣化することと、シェル部分は日光による紫外線を受け続けると変色しやすくなる。そのため、ヘルメットを乾かす際は陰干しすることが大切。

日々の手入れは

少ししか使っていないときや、洗う時間がない場合は簡易な手入れを行っておこう。ちょっとしたことだが、日々の積み重ねがヘルメットの寿命を大きく変える要因になる。

  • 日々の保管は風通しの良い場所にて保管
  • 落としたり強い衝撃を与えたりしない
  • 雨の日走った後は清潔なウエスで水分を拭き取ってきちんと乾かす
  • ニオイが気になる場合はファブリーズのような消臭スプレーを吹きかける

まとめ

ロードバイクと同様にヘルメットもメンテナンスが必要。メンテナンスを怠ると汚いヘルメットは全体の印象を著しく下げるし、ヘルメットの寿命を短くしてしまう。たまにでいいので面倒がらずに綺麗にしておこう。

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