安全に走るために乗車前チェックポイント

Let's habit of checking before boarding to enhance safety

お店でしっかりと組み付けてもらったロードバイクでも、走るごとにだんだんとどこかおかしくなっていく。乗車前チェックはこまめに行うことが重要だ。

安全に走るために乗車前チェックポイント

毎回の乗車前チェック

ロードバイクの最も性能が高い状態は買った後すぐの状態だ。しばらく乗っていないと間違いなくタイヤの空気圧が落ちているし、期間がたつごとにチェーンやワイヤーなど各パーツが徐々に劣化していく。また、タイヤやブレーキシューなど、ロードバイクを走り込むごとに消耗されていくアイテムも多いので気に留めておきたい。

走行距離が延びれば、当然トラブルの可能性は高くなるし、出発時には問題のないパーツが、途中でダメになることも珍しくない。ただ、乗車前チェックはそんなに煩雑なものではない。毎回こまめに行って、快適に安全にロードバイクで走ろう。

1.空気圧は十分か確認する

空気圧は十分か確認する

適正空気圧はタイヤの横に表記されている。入れすぎもよくないが、少ないとリム打ちの原因になり、結果としてパンクに繋がる。タイヤの溝の摩耗具合や異物が刺さってないかも確認しておきたい。 毎日乗る人は毎日空気を入れる必要はないが、1週間に1回は必ず空気を入れよう。 詳しくは「仏式バルブへの空気の入れ方と最適な空気圧」を参考に。

参考リンク 仏式バルブへの空気の入れ方と最適な空気圧

2.クイックリリースが緩んでいないか確認する

クイックリリースは緩んでいないか確認する

フォークにホイールを固定するパーツのクイックリリース。このクイックリリースは緩んでいてもあまり気が付かないが、走行中にホイールが取れたら大事故につながってしまう。特に、凹凸の多い路面を走るとクイックリリースの固定が甘いとだんだんと緩んでいってしまうので注意したい。

ロードバイクはホイールの脱輪防止の爪がついている場合もあるが、それに頼らず前後ともしっかり締めこみを確認しよう。ベストなのが毎回手で確認することだが、最低でも目視確認だけでもやっておこう

3.ブレーキは効くか・ブレーキシューが変に偏っていないか

ブレーキは効くか・ブレーキシューが変に偏っていないか

ブレーキが効かないというのは非常に危険な状態。絶対に乗るべきではない。同様に走り出してからブレーキが効かないことが分かっても危険だ。走る前にブレーキがきちんと作動しているかを確認しよう。

また、地球ロックして駐車しているときに固定物がブレーキ部分に接触して曲がり、ブレーキ部分が正しくセットされなくなっている場合もある。前後輪とも目視で構わないので、ブレーキ位置が正しいかどうかも確認しておこう。

こうしないと、走っている間、常に片側のブレーキが効いていることになり、快適に走れないだけでなく、ブレーキシューを無駄に消耗してしまうことになる。もし正しくセットされていない場合は、手で調整が可能だ。

たまにでいいのでやっておきたいこと

ブレーキシューの確認

ブレーキシューの確認

ブレーキシューはロードバイクを停止させるのに必要な超大切なパーツ。特に雨天時走行するとシューが激しく消耗するので、雨天時に走った次の日は、シューの溝を確認して、十分な残りがあるかを確認しよう。

万が一ブレーキシューが摩耗している場合は変更しよう。詳しくは「ブレーキシュー交換方法」を参照。

参考リンク ブレーキシュー交換方法

ヘッドはガタついていないか

ブレーキをかけながら、ロードバイクを地面に押しつけ揺らしてチェックする。この時ヘッドの締め付けが甘いと、ガタついてしまう。ガタが大きいと走行中にヘッドを壊してしまうので要注意。

ネジが緩んでいないか

ネジが緩んでいないか

ヘッド、ステム、シートポスト、サドル、クランクなど、しっかりと締めていても走行時の振動でゆるむもの。各パーツにゆるんだネジがないか確認する。締め付けは適正なトルクを守ることも大切。カーボンパーツは壊れやすいのでトルクに要注意だ。

まとめ

乗車前チェックは自らの安全を守るために行うもの。多少面倒くさくても、1分程度で終わるので、必ずチェックしたい

あと、走行中異音がしたらすぐに止まって確認すること。きちんとメンテナンスしているロードバイクはタイヤが路面を走る音と風の音しか聞こえないはず。

少しでも異音がする場合は、タイヤに異物が挟まっていたり、チェーンの噛み込みが悪いなどが考えられる。何かがあってからでは遅いので、すぐに止まって確認しよう。

 

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