ハンドルを交換して最適なポジションを得る

And stem handle

ロードバイクのポジションを決める大きな要素であるハンドル周りは、ハンドルバーとそれを支えるステムと呼ばれるパーツで構成されている。この部分を交換することで、ポジションが適切なものに変わり、手持ちのロードバイクの本来の力を発揮できるようになる。
ハンドルとステムを選ぶ

ハンドルはポジションを決める大きな要素

ロードバイクは乗車ポジションによって乗りやすさや力のかかり具合が変わってくる。そして、乗車ポジションに大きく関係してくるのがハンドルだ。

フレームのサイズを大きく間違えていない限り、サドルとシートポストの調整に加えて、このハンドルとステムの調整を行なうことで自分のポジションを出すことができるはず。ロードバイクに慣れてきたら一度は見直してみるべき。

交換はロードバイクにだいぶ慣れてからでいい

3T(スリーティー) TORNOVA PRO

パーツ交換はロードバイクの走りを向上させるために行うが、効果や作業の難しさ、費用などがそれぞれに異なる。できれば効果が高く自分でも実施可能で、価格が抑えられているものがいい。

そうなってくると、ハンドルの交換は二の次になってしまう。タイヤ交換やホイール交換がまだの人は、それらに手を付けてからハンドルの交換を行ったほうがいい。

ただし、ハンドル交換はいずれは行いたいもの。まだの人もある程度の知識を持っておくといいだろう。

ハンドルに関する基礎知識

ロードバイクのポジションを決める大きな要素であるハンドル周りは、ハンドルバーとそれを支えるステムと呼ばれるパーツで構成されており、ハンドルバーで形状を決め、ステムの位置で高さを調整し、長さで距離を調整することができる。

パーツ 要素
ハンドルバー 形状
ステムの高さ 高さ
ステムの長さ 距離

ステムの種類

ステムにはスレッドタイプと、アヘッドタイプの2種類があるが、ほとんどのロードバイクがアヘッドタイプを採用している。

アヘッドタイプ フレームから突き出したステアリングコラムにステムをクランプして固定する方式
スレッドタイプ ステアリングコラムにステムから伸びたシャフトをさし込み、ステムのトップ部分のボルトを締めることでクイルと呼ばれる部品が引き上げられてコラムの内側から同定する方法

ハンドルが自分に合っているかどうかの確認方法

ハンドルが自分に合っているかどうかの確認方法

ポジションの確認をしてからハンドル形状を見なおすか判断する

ハンドルが合っていないとロードバイク本来の性能を発揮できない。海外メーカーの完成車に付いているハンドルは日本人にとって大きいものが多いため、ハンドルを交換すると良いポジションを出せるようになる場合が多い。

しかし、最初に行うことはバイク全体のポジション確認。ハンドルの大きさを補うためにサドルを前傾させたり、極端に前に出してしまっている人も多いので、一旦はサドル位置を適切にしてからハンドル形状の検討をしたほうがいい。

ハンドルバーの種類

ロードバイク用のハンドルバーは、アルミかカーボンでできている。カーボン製はアルミ製の物に比べて価格が5~10倍程する。

ハンドルバーのパイプのサイズは26mmが標準だが、強度を上げるためにクランプ部分に31.8mmのオーバーサイズを採用した物も増えてきている。当然だが、このオーバーサイズのハンドルを使用する際には、対応するクランプが必要になる。

オススメはリーチもドロップも小さなエルゴシャローウルトラライト タイプ。

カーボンハンドルのメリットデメリット

カーボンフレームが人気であり、各メーカーがカーボン素材のパーツを出しているように、ハンドルもカーボン素材のものがある。そのメリットとデメリットを知っておこう。

メリット デメリット
軽量になることやアルミにはできない複雑な形状にできることなど 価格が高い、落車による破損の可能性が高い点など

カーボン素材というと振動吸収性の高さというイメージがあるが、ハンドルをカーボンに変えたところで振動吸収性はそれほど変わらない。

カーボンハンドルを組み付けの際に注意したいこと

  • トルクレンチでの締め付けトルクの管理が必要
  • カーボンアッセンブル用グリスが必要

絶対におすすめというわけではないが、他のパーツのアップグレードが一式終わったうえで、経験と目的によってはおすすめ。選ぶ際には軽さを重視したものもあるが、軽さよりも強度が大切だ。

ハンドルを交換する際に注意すること

ハンドルを交換する際に注意すること

安易な気持ちで交換しようとすると後で後悔する。注意することはいくつかあるがその代表的な3つを紹介する。

1.ハンドルを変えるとステムの長さを調整する必要な場合が多い

ハンドルのリーチやドロップが変わると、サドル→ブラケットやサドル→ドロップ部までの距離が変わってくるので、ステムの長さを変更することが必要となる場合も多い。

2.重視するのはドロップ部の握りよりブラケット部の握り

ブラケットを持っている時間が圧倒的に長いので、ドロップ部の握りよりもブラケットを握ったときの使いやすさを重視したほうがいい。

3.ワイヤーの再調整やバーテープの巻きなおしが必要

フィジーク(FIZIK) パフォーマンス クラシック バーテープ

ハンドル交換の際、最も高いハードルがハンドル以外の部分の再調整だ。ハンドルにはシフターがついていたり、ワイヤーが通っていたり、それをバーテープで巻いているという形だ。

そして交換時にはシフトワイヤ&ブレーキワイヤを外す必要があるため、それらの長さも再調整しなければならない。もちろん、自分で調べながらこれらのことを行うことはできなくはないが、初めての人にとっては非常にハードルが高い。

シフト&ブレーキレバーの取り付け位置はハンドル形状によって最適箇所は異なる

選んだハンドルの形状によって、レバー位置のスイートスポットは異なる。まずはハンドル~ブラケット面がフラットになるようなポジションを基準にして、そこから目的別に調整する。

レバー位置を変更したら、一度バーテープを巻かずに走ってみるといい。セッティングのよし悪しが判断できる

レバー位置の目安

位置 見出し
下め サーキットレースなど高速で走る場合は、レバーの位置を下げ、ハンドルのドロップ部を握った状態も考慮しながら決める 。
水平 ハンドルとブラケットがフラットになるポジションが標準となる。しかし、あくまで基準なので、実際に乗りながら微調整を。
上め ロングライドメインで上体の起きたポジションの人だと、ハンドルに対してやや上気味(送り気味)に取り付けたほうが手首の角度がしっくりくることが多い。ただし上気味につけるとドロップ部を持ったときにブレーキレバーが遠くなる場合があるので、シマノであればレバーのリーチアジャスト機能を使用して、レバーの位置をドロップ部に近づけるなどの調整も大事。

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