ちゃんと日焼け止めを使ったことのない男性向けの紫外線対策方法

Ultraviolet rays countermeasure for men who have never used sunscreen properly

強い日差しの中長時間走行すると紫外線によって肌が焼けてしまい、走行時のパフォーマンスを落とす要因になる。女性は日常から紫外線対策を行っているので改めて知る必要はないが、男性の多くはそこまで紫外線対策に詳しいわけではない。ここではロードバイクに乗る男性向けに紫外線対策について紹介する。

ちゃんと日焼け止めを使ったことのない男性向けの紫外線対策方法

乗車時の紫外線対策は必須

過度の直射日光は避けたほうがいい

ロードバイクは外を長時間走るスポーツなので長時間紫外線を受けることになる。そのため、ある程度の日焼けは避けられない。冬場は紫外線が弱く、そこまでの対策は必要ないが、夏場は絶対に必要。何の紫外線対策も行わず、日焼け止めを塗らず半袖で出かけてしまう人もいるだろうが、長時間ロードバイクに乗るのであれば紫外線対策を行うことが大切。

女性は日常的に日焼け止めを塗る習慣があるので、ロードバイク乗車時にも日焼け止めを塗る習慣がついているが、男性で紫外線対策を行っている人はそう多くない。というのも「肌が黒くても気にしない」「肌は焼けているほうがかっこいい」という考えを持つ人が多いためだ。ただ、紫外線による日焼けは疲労やパフォーマンスの低下につながるので、ロードバイクに乗るのであれば紫外線対策は必須と考えておこう

疲労や肌への悪影響

適度に太陽の光に当たることは必要なことだが、強い日差しに長時間当たり続けるのは体温の上昇は疲労の原因になる。紫外線を過剰に浴びすぎてしまうと肌に悪影響を及ぼす。

日焼けによって皮膚がヒリヒリしてしばらく痛みが続くし、紫外線の蓄積によって、シミができる、皮膚がたるむなど、悪影響が出る原因になる。特に、年齢を重ねると皮膚の生まれ変わる周期が長くなってしまうため、年齢を重ねるにしたがって、メラニンが沈着してシミができやすくなる。

紫外線の強い時間を知っておく

紫外線の強さの指標観測地点(つくば 2013年~2015年平均)

※気象庁データを元にグラフ作成

紫外線の強さの指標観測地点

紫外線は1年のうち5月から8月に最も量が多く、時間では10時から14時が特に多い。したがって、この時間帯を避けて外出するのが望ましい。

5月から8月以外でも結構な紫外線が降り注いでいる。夏は強力な紫外線対策を行うことが必要だが、夏以外の季節も紫外線対策を行っておきたい。

春・夏・秋のウエアは紫外線対策されているものを選ぶ

紫外線対策としては直接日差しの当たる箇所を減らすことが基本。ただし、強い日差しは服を着ていても透過してしまう。ロードバイクウエアの中には薄く通気性の良い素材ながらも紫外線を透過しないUVカット加工を施された素材を使っているものがあるので、夏場のウエアはUVカット加工の素材のウエアを選ぼう。

具体的にはウエアに「UVカットUPF50+」などと記載されているので、それらが記載されているものを選べばいい。なお、UPF50+とは、肌に何も身に付けていない状態と比べて50倍の時間まで日差しを浴びないと同様のレベルまで日焼けしないことを示す。

パールイズミ サイクリングジャージ UVトライアドジャージ

  • 定価:9,180(税込)
  • UVカットUPF50+

UVカット加工とは

UVカット加工とは2種類あり、UVカット効果のある素材をウエア生地に練り込む方法と、サイクリングに適した繊維そのものの織り方と繊維の密度を調整することで、物理的に光を通さない生地を仕上げる方法の2つ。UVカット効果のある素材を練り込むなどしたウエアは洗濯を繰り返すことで効果が薄くなっていくので注意したい。

それなりの価格のサイクルウェアは折り方を調整して作っている物が多く、洗濯を繰り返しても効果が薄くなりにくいので、多少高くても長い目で見ると有益と言える。

腕は紫外線をカットするアームカバーがおすすめ

パールイズミ 401 サイクル アームカバー

  • 参考価格:4,320円
  • コールドブラック素材
  • UPF50+

走行時着用するウエアを紫外線対策のものにすることで上半身はカバーできるが、半袖のサイクルジャージの場合は腕の紫外線対策が必要。

腕には日焼け止めを塗るといいが、おすすめはアームカバーをつけること。こうすることで簡単に紫外線対策ができる。パールイズミのアームカバーはコールドブラックという染料を使っており、通気性が高く赤外線を反射する性質を持つ。そのため涼しく、夏ならアームカバーを着けないよりも着けたほうが快適。

アームカバーについて詳しくは「アームカバーがあれば夏の辛さを大きく改善できる」で紹介しているので参考に。

参考リンク アームカバーがあれば夏の辛さを大きく改善できる

足用のレッグカバーもあるが、体や腕に比べて優先度はそう高くない。ただ、長距離走る場合などはあったほうが便利ということは言うまでもない。

日焼け止めを塗る

ウエアだけではUV対策は不完全

体や腕はウエアやアームカバーを用いることで紫外線対策が可能だが、ウエアでカバーできない顔などの箇所は日焼け止めを使って紫外線対策する。

日焼け止めには様々なタイプがある

男性は日焼け止めに対して「ベタベタして不快」「塗ってもすぐに落ちてしまう」などのイメージを持っている人も多いが、それは良い日焼け止めを使ったことのないことや、自分に適した日焼け止めを知らないからともいえる。

一概に日焼け止めといっても、汗や水に強いミルクタイプ、肌になじんでみずみずしいジェルタイプ、つけ心地の軽いスプレータイプなどさまざまなタイプがあるので、自分に適した日焼け止めを選びたい。

よくわからない場合は安いものを選びがちだが、それでは紫外線対策はできていても肌への負担が大きかったり、着け心地が悪かったりと、マイナスの印象を持ってしまいがち。 高いものは高いなりの理由があるため、様々なタイプを知り自分に適したものを探すことも大切

なお、日焼け止めによっては肌に合わないものもある。特に顔は皮膚が薄くデリケートなので、肌に合わないと感じたらそのまま使い続けず、日焼け止めを変えよう。

どんなタイプの日焼け止めがいいか

日焼け止めは大きく分けるとミルクタイプ・ジェルタイプ・スプレータイプと分類できる。それぞれに特徴があり、スプレータイプの日焼け止めは手軽だが、慣れていないと塗りムラができてしまうので、ムラなく吹き付けることがポイント。乳液タイプ・ジェルタイプのものは塗っている感じがわかりやすく、日焼け止め初心者でも使いやすい。

SPFが高いほどUVカット効果が高いが、肌への負担も増えるため、そんなに長距離を走らず短い時間外に出るだけなら強力なSPF50+まではオーバースペックなので、そこまで強力でないSPF30の日焼け止めを選ぶというのも手。とくに安い日焼け止めはUVカット効果が高くても顔へ塗ると負担が大きいものもある。

具体的に何を選べばよいかということは、用途によって日焼け止めに求める機能は変わる。以下に簡単な表にまとめているので、日焼け止めを選ぶ際には参考に。

日焼け止めスペック 対象
SPF10 PA+ 日常生活
SPF10~30 PA++ 屋外での活動や軽いスポーツ
SPF30~50 PA++~+++ 海や炎天下での活動
SPF50 PA++++ 非常に紫外線の強い場所

おすすめの日焼け止め

ドラッグストアで買えるような1,000円以内の日焼け止めも通常使いには十分だが、肌への影響や落としやすさなどを考慮してできるだけ高性能な日焼け止めを選びたい。また、長時間走る場合は汗をかいても流れにくいもの、塗り直しが少なくてよいものがいい。

全般的に使いやすいオレゾホワイト

あまり日焼け止めを使ったことのない人であれば、最初の一本に"オレゾホワイト"をおすすめしたい。約2,000円と少々値は張るが、顔にも使えて日焼け止め効果が高い。肝心な肌へ合うかどうかというところも、子供でも使えるタイプなので敏感肌の人でも使え、多くの人の肌に適するだろう。

もう一つのポイントとしては、メイク落としなど専用のクレンジングが不要なこと。男性は日焼け止めを塗ることは気を付けることはできても、落とすことまでは気が回らないことが多い。普通の洗顔フォームや石鹸でも落とせるため、肌へ残りづらく肌へのダメージが少ない。男性は自分の肌のタイプを把握している人は少ないので、最初の一本はとりあえずこの辺りを選んでおけば間違いがない。

オレゾホワイト

オレゾホワイトには、複数のタイプあるが、パーフェクトディフェンスとマイルドディフェンスのいずれかを選ぶとよい。自転車通勤時間が短ければマイルドディフェンスでよいし、ロングライドにも使いたいのであればパーフェクトディフェンスを選ぶとよい。

マイルドディフェンス パーフェクトディフェンス
SPF30 PA+++ SPF50 PA++++
短い時間の自転車通勤や夏以外の乗車時 ロングライドや夏の通勤に

アネッサ パーフェク卜UV マイルドミルク

アネッサ パーフェク卜UV マイルドミルク

  • 定価:3,240円(税込)
  • SPF35・PA+++
  • ミルクタイプ

男性でもその名前を聞いたことがあるだろうアネッサ。汗・水に強いのが特徴。アネッサだけでもたくさんの種類があるが、このタイプは低刺激で赤ちゃんにも使えるさらさらマイルドタイプ。乳液タイプなのでなれない人でも塗りやすい。さらに自分の肌のタイプがわからなくても使いやすい。

さらに日焼け止めを落とす際にはメイク落としが不要で洗顔フォームや石鹸で落とすことができる。なお、多くのドラッグストアで販売されているのでほしいタイミングで手に入れることができるのは大きい。

アネッサにはもう一つ上のランクのものがあり、こちらは上記のものよりもより「SPF50+・PA++++」とUV防御力が高い。日差しの強い中、長時間走行する場合はこちらを選ぶとよいだろう。

アネッサ パーフェクトUV アクアブースター マイルドタイプ

  • 定価:3,240円(税込)
  • SPF50+・PA++++
  • スーパーウォータプルーフ
  • ミルクタイプ

 

効果的な日焼け止めの使い方

塗る前に知っておきたいこと

  • 夏にロードバイクに乗る場合は、入念に日焼け止めを塗ることが大切。大雑把に塗ると効果が薄い。
  • 塗る量は多めを意識する。塗る量が少ないと、本来の効果が期待できない。
  • 日焼け止めの効果は外に出る直前に日焼け止めを塗っても効果が薄い。肌に定着して効果を発揮するのに時間がかかるので、外に出る30分ほどかかるので事前に塗っておく。
  • 塗る前に降って混ぜる必要のある日焼け止めは、使用前にしっかりと30回以上振っておく。
  • 日焼け止めの効果は1日中もたない。2~3時間を目安に塗り直しが必要。汗をかいた場合はよりこまめに塗り直す必要がある。

顔に塗る

  • 日焼け止めの量は顔に使うだけで500円玉の大きさが目安。
  • 顔の中心から外側に向けて手のひら全体で日焼け止めを塗っていく。同じ動作を3回ほど繰り返す。
  • 髪の生え際や、耳、フェイスライン、首の後ろ、眉間、まぶた、小鼻のわき、唇など忘れがち。塗り残しがないように。
  • 目の下と小鼻の横はそれぞれ指で軽くなぞって日焼け止めをなじませる。
  • 鼻や頬骨など、顔の突き出ている部分はとくに日焼けをしやすい。この部分は日焼け止めを入念に塗る。

腕や脚に塗る

  • 腕や脚は着る前に日焼け止めを塗ると塗り残しがないので理想的。
  • 腕や脚に使う日焼け止めの量は顔に塗ったときよりも少し多めぐらい。
  • 肩から指先に向かって一方向に伸ばしていく。ゴシゴシとこすって塗るのはNG。
  • 手の甲と、指と指の間は塗り忘れが多いので忘れないように。

寝る前には必ず日焼け止めを落とすこと

洗顔

日焼け止めは寝る前にしっかりと日焼け止めを落としておくことが大切。肌に日焼け止めが残ったままにしておくと肌に悪い。特に汗や水に強いものや、紫外線防止力が強いものは油分が強めに入っているため、水だけでは落としにくい

逆に敏感肌用とか乳液のようなサラサラとした日焼け止めは、お湯だけでも落とせる。このあたりは日焼け止めに日焼け止めの落とし方が書いてあるので参考にすること。特に、安くてUV防御力が高いものは、油分が多く入っていてなかなか落とせない。

なお、上記で紹介したオレゾホワイトや、アネッサ パーフェクトUV マイルドミルクは、汗や水に強いが石けんで落とせるので、日焼け止めが落とせなくて悩むことはない。

日焼け止めの落とし方

日焼け止めは油分と水分でできているので、水だけでは落としづらく、普通のボディソープでは日焼け止めのなかの水分だけが落ちて、油分は肌に残ってしまうことが多い。女性はクレンジングフォームがあるのでそれを使えばいいが、男性のクレンジングフォームはそんなに種類がないので選びにくい。肌のことを考えるのであれば資生堂メンのクレンジングフォームがおすすめだが税抜きで2,000円とわりと高価。

資生堂 メン クレンジングフォーム

  • 定価:2,000円(税抜)

クレンジングフォームを使わない場合は、できるだけ油を落としやすい洗顔フォームを使うか、ベビーオイルを使ってしっかりと日焼け止めを落としたい。

ジョンソン ベビーオイル 無香料

  • 300ml
  • 価格:840円(税込)

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