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自動車のように自動運転や自動ブレーキが付いているわけでもないのに、同じように見えてなんでここまで価格が違うの?と思う人も多いだろう。
その価格差の最大の理由となっているのがフレーム素材だ。スポーツサイクルの世界では重量と価格は反比例する関係で、軽くなればなるほど価格は高くなる。
素材自体の原料価格ももちろんだが、軽量な素材で頑丈なフレームを作らなければならないその技術力が高くつく。詳しくはフレーム材質の選び方で紹介しているが、アルミ素材のフレームよりカーボン素材のフレームのほうが軽いが、価格もカーボン素材のフレームのほうが高価。
| 素材 | 重さ | 価格 | 耐久性 |
|---|---|---|---|
| カーボン | ◎ | △ | △ |
| アルミ | ○ | ○ | ○ |
| クロモリ | △ | ○ | ◎ |

フレームは同一でも、装着される部品(コンポーネント)が高級グレードになればやはり完成車価格は高くなる。
同じシマノ製とはいっても、エントリーバイクに装着されるクラリスやソラと、最上級のアルテグラ・デュラエースとでは価格差は数倍ある。
これはホイール、ブレーキ、サドル、ステムなどの構成部品全てに言えること。
| グレード | 変速数 |
|---|---|
| デュラエース | 12速 |
| アルテグラ | 12速 |
| 105 | 11速 |
| ティアグラ | 10速 |
| ソラ | 9速 |
| クラリス | 8速 |
| ターニー | 7速 |
パーツは後々でも比較的簡単に交換できるが、フレームの場合はそうはいかない。そこで、もし欲しいモデルがあるけど予算が届かないという場合は、同じフレームで下位グレードのコンポーネントを採用したモデルがないか確認するといい。

基本的には完成車を購入するのがほとんどだが、ロードバイクにはフレーム販売のモデルともある。フレーム販売のモデルはどのような場合に選べばいいのだろうか。
そもそもフレーム販売がされている理由は、「自分でコンポーネントを選んで組みたい」というユーザーがいることはもちろん、手持ちのパーツを生かしたまま、フレームをアップグレードしたいというユーザーへ対応することが大きな理由。
メーカーとしてはよりリーズナブルな価格の優れたモデルを供給したいという思惑があり、まったく同じ構成で自転車を組む場合はフレームとパーツを別々に買って組むよりも、完成車を購入した方がはるかに安くなる。
そのため、欲しいモデルが完成車にある場合はそれを買うのが正解だ。
今は予算がないけど、どうしてもこのフレームが欲しいという場合は、フレーム販売モデルを購入し、あえて低いグレードの安価なパーツで組むと完成車よりも安く欲しい自転車を手に入れられることになる。
もちろん、欲しいモデルがフレーム販売しかされていないというケースもある。その場合は身近なショップを見つけてそこで相談してほしい。そのハードルさえ越えてしまえば、完成車を買うのと同じ感覚で、完成車にはない自分だけの1台を手に入れられるわけだ。
なお、フレーム販売モデルの組み立てについては、よほど慣れた人でない限りは自分で行うのは推奨しない。フレームに適合したパーツを選び完成車状態にまで組むのには、専用工具を使う加工も伴う。相当のスキルも必要だから、ロードバイク初心者にはハードルが高い。組み立て技術の高い店に頼むのが無難。
ただし、当然のことだが、組み立てる時間や技術を代行してもらうため、そのための費用はかかってくる。
完成車と比べて割高になるのは当然のこととも言える。よほどそのフレームを使いたいという場合を除き、初めてロードバイクを購入する人は、完成車を選んだほうが良いだろう。
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