洗車方法

Car wash method

車と同じようにロードバイクも洗車が必要だ。洗車にはコツがあるので基本的な洗車方法を案内する。
洗車方法

メンテナンスの基本は洗車

メンテナンスの基本は洗車だ。メンテナンスや調整を行う前にもまずは洗浄から始めよう。洗車といっても大がかりなものではなく、ポイントを押さえておけばそれでいい。全てをやろうとすると一日では終わらないかもしれない。

メンテナンスの基本は洗車

ロードバイクの天敵は水分だけではない

金属製品において水分はサビを起こす原因となるが、それと同じように泥や砂もパーツの劣化を早める要因だ。泥や砂は粒子が細かくパーツの隙間に入りやすいうえ、硬くて傷をつけやすいためロードバイクへのダメージが大きい。 そのため、洗車により泥や砂を落としてあげることでロードバイクの寿命が伸びる。

洗車に必要なアイテム

洗車には以下の用具が必要だ。

  • 空気入れ
  • ウェス
  • スタンド
  • チェーン用潤滑油
  • クリーナー・ブラシ

詳細については「メンテナンスに最低限必要なアイテム」を参照のこと。

ロードバイク購入時に空気入れやスタンドを購入した人は多いと思うのでその点は問題ないとして、ウェスは着なくなったTシャツなどで代用できる。

初心者の人は潤滑油やクリーナー・ブラシなど一括で揃っているセットが安価で販売されているので、それを購入してもよいだろう。

AZ(エーゼット) 自転車オールメンテナンス5点セット 1,945円

これだけ揃って2,000円以下という超お得セット。性能はもっと効果なものにはかなわないが、初めてならこれで十分。

1.空気を入れる

最初に空気を入れておく。最後でも良いが、洗車に満足して空気を入れるのが億劫になってしまうからだ。「空気の入れ方」を参照のこと。

2.チェーンを洗浄する

手作業だけでは落とせない細かい隙間の汚れも、チェーン洗浄機のブラシなら完全に落とせる。チェーンがきれいになれば、異音も聞こえず、スムースなペダルの回転を取り戻すことができる。洗浄方法は「チェーン洗浄方法」を参考に。

パークツール チェーンギャング 3,709円

チェーンの汚れは気になるけど掃除が面倒なのが問題点だが、専用の工具があれば楽にできる。初めての人におすすめしたいのが、PARKTOOLのチェーンギャング。初めての人でもチェーンを一気に洗浄できるので手間が少ない。また、ナイロン製のブラシが付いているので、ディレイラーの掃除もできるのも嬉しい。ただし、メンテナンススタンドが必須。

3.スプロケット(歯車)を洗浄する

スプロケット

せっかくチェーンをきれいにしてもギヤに小石や泥などがついていると、すぐにチェーンも汚れでしまう。そうならないためにもチェーンとスプロケット洗浄はセットで行なう。

3-1.大まかに汚れを擦り落とす

スプロケットの汚れは取れにくいため、まずは大まかに汚れを落とす。専用の洗浄液をブラシにつけ、ブラシでゴシゴシと油汚れを擦り落とす。

3-2.汚れ拭き取る

汚れが浮かび上がってくるのでウェスで拭き取る。

3-3.歯車の隙間を洗浄する

大まかな汚れを落としたら、スプロケットの隙間の汚れをとる。ブラシが届かない部分が多いので、歯の間にパーツクリーナーを染み込ませたウェスをはさみ、スプロケットを回転させながら詰まったゴミを除去する。

こうすることで同時にスプロケットの歯の油汚れもクリーンアップできる。コツとしては布を隙間に挟み込んでゴシゴシ擦ると汚れが落ちやすい。

4.ホイールを洗浄する

前輪・後輪ともに専用洗剤で全体的に洗浄する。

タイヤに付いた汚れを落とす

粗いブラシでこすって汚れを落とす。泥がタイヤの溝に詰まっていることもあるので注意したい。可能であれば前輪後輪ともに外してから洗浄すると更に良い。

リムの当たり面の汚れを落とす

リムのブレーキの当たり面は、両側からブレーキパッドを当て、摩擦を起こしてロードバイクを停止させる大切なパーツ。当たり面にシューの削りカスやオイルが付着していると、摩擦が起こりにくくなりブレーキ性能が悪くなる。

リムの当たり面は普通に拭いて汚れを落としてもいいが、ラバー砥石(専用の消しゴムのようなもの)を使うと簡単だ。 拭いた後のラバー砥石の黒ずんでいる部分がふき取ったブレーキシューの削りカス。これが溜まっていくとブレーキが効きにくくなる。

ホーザン(HOZAN) ラバー砥石 580円

ブレーキのききが良くなるのはもちろん、ホイール部分がきれいになると全体的に非常に綺麗に見えるのでぜひやっておこう。

ない場合はホイール側面は汚れていないウェスとパーツクリーナーで拭く。パーツクリーナーはウェスに染み込ませてから使うと飛び散らない。

5.フレームを洗車する

泥や埃、大きなゴミを落とす

ウェスで枯れ葉など大きなゴミや土や泥を取り除く。こうしておかないと洗浄液の能力が発揮できない。

洗浄液でフレームを拭いて洗浄

フィニッシュライン バイクウォッシュ 1,600円

洗浄力が強く、これを吹きかけてウエスで拭き取るとほとんどの汚れが落ちる。面倒であれば、全体にスプレーしてブラシでざっくりと擦ってもいい。ロードバイク向けに作られているだけあって、吹きかけたものをそのままにしていてもサビが出ないので気軽に使える。

洗浄液を汚れが目立つ部分に吹きかけた後、ウェスを使って汚れを落とす。この時フォークの裏側も忘れないように。全体の洗車は洗浄液をウェスにつけた後、念入りに拭くとよい。

フレームやパーツの裏側はかなり汚れがたまるポイントだが、見落としやすいところでもある。ボトムブラケットの裏側も結構泥汚れがひどかったり消耗している場合も。

洗浄液がわりに普通の台所用洗剤を薄めて使う人もいるが、その場合はシッカリと拭きとっておかないとサビの原因になるので注意。

ワックスをつけて磨く

最後にワックスをしみ込ませた布でフレームを磨いて完成。ワックスの頻度は月に1回くらいでよい。ワックスをすることにより、見た目がよくなるだけでなくフレームに汚れがつきにくくなる。

おすすめはワコーズのバリアスコート。価格は高いが非常にきれいになるし、専用の布も付属しているので意外にお得。予算があるならぜひ。買って間違いはない。

ワコーズ VAC バリアスコート 3,008円

本来は自動車のコーティングに使われるもの。樹脂、金属ともに磨けるのでロードバイクに最適。

6.注油する

洗車してオイルを落とすと、パーツを守っていたものもすべて消えてしまう。早急に注油をしないとサビが出てしまう。そこで洗車がひと通り終わったら注油を行う。注油量は少なくが基本。 注油箇所は「オイルを塗布するといい箇所」を参照のこと。

予算が許せばおすすめの潤滑油

ナスカルブ 潤滑剤 70mlスプレー 2,000円

ナスカルブはどんな用途にも使える万能オイル。チェーンだけでなくすべての可動部に使える。水置換性があるので、パーツが濡れたままでも注油できる。他のオイルに比べても高いが、その性能は絶対的。いずれはナスカルブを買っているだろう。

7.作業終了

これでロードバイクの洗車は終了。オイルをなじませるためにも、30分ほどは乗らずにしておこう。

ひどい汚れの場合は本格的な全体洗浄を行う

ロードバイクででひどい悪路を走行することはそうないかもしれないが、突然の雨の中で走ることもある。実際に泥だらけになってしまったロードバイクは、パーツを分解して個別に洗うなど、より本格的な洗車が必要になってくる。

もともとロードバイクは悪路を走行するものではないもの。だからこそチェーンやディレイラーなど繊細なパーツの汚れをしっかりと取り除き、錆や劣化からロードバイクを守ろう。

全体洗浄のポイント

車体をひっくり返す

ロードバイクを丸洗いする場合、車体の裏側や普段手の届かないところまで洗うため、タイヤを外し、車体ごとひっくり返して作業する。引っ掛けるタイプのメンテナンススタンドならひっくり返すまでやらなくてもいいが、ボトムブラケット付近などはこのほうがやりやすい。

車体をひっくり返す


床面が汚れないようにレジャーシートを敷くとよい。さらにグリップやサドルが地面と擦れないように接地面には布を挟む

サドルを取って作業する

サドル付近は、泥はねの汚れが溜まる部分。サドルを外すとすみずみまで掃除できる。この作業時にはフレーム内部に水が入らないように。水を入れると錆になりシートピラーが固着されてしまうので、ロードバイク洗車後は水抜きを徹底しよう

ウェスで拭く

最後の仕上げはウェスでフレームを磨き上げる。汚れを落としても水分が残っていてはいけない。ボルト等の金属がむき出しになっている部分を中心に拭く。

 

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