Minimum required items to maintenance
ロードバイクのメンテナンスで注意したいのは、最初から全てをやろうとしないこと。全てをやろうとすると必要になる工具や消耗品も増えるし、金額的な負担も増してくる。ロードバイクにどれだけ予算をかけられるのかも考えて、段階的にできることを増やしていくことをおすすめしたい。
基本的なメンテナンスであれば、空気入れや、メンテナンススタンドなど、必要な物はそれほど多いわけではない。チェーン交換時に使用するチェーンカッターや、スプロケット交換時に使用するスプロケット回しなど、最初から全てそろえなくても大丈夫だ。
まずはこの後に紹介しているものを揃えたうえで、ロードバイクを走りこんでいったら少しずついろいろなものを購入して徐々に手を広げていくのがいいだろう。

たとえばメンテナンスをすべて購入店のスタッフに任せる人もいるかもしれないが、タイヤの空気圧は日々下がり、オイルも走行のたびに減っていってしまうので、そういった点に関しては自分でこまめに対応していかなくてはいけない。もちろんある程度のアイテムも必要だ。
さらに、ロングライド時にトラブルが起こる可能性を考えると、基本的なメンテナンス技術を習得しておくにこしたことはない。

隅から隅までロードバイクのメンテナンスを行うには、さまざまな専用工具が必要だが、このページではメンテナンスに最低限必要な工具、持っておくといずれ必要になってくる工具を紹介する。
ロードバイク専用の空気入れは必携アイテム。必ず自転車本体と同時購入しておきたい。最初の1本は空気の挿入量の多い固定式のポンプで、圧力ゲージがついているモデルを選ぼう。間違っても携帯用空気入れは買わないこと。空気入れが苦痛な作業になってしまう。>仏式バルブへの空気の入れ方と最適な空気圧
おすすめはPanaracerのアルミ製フロアポンプ。値段は3,000円以下と安い上に、空気を入れるのがとても楽。しかもアルミ製なので長い間使うことができるのでコストパフォーマンスにも優れている。最低でも1週間に1回使うアイテムなので安いだけのポンプはやめよう。色は好みで。
ロードバイクを買い物などにも使いたいなら、ロードバイク本体にキックスタンドを取り付けても良いが、一般的にはキックスタンドは取り付けない。普段は便利だが、なくてもどうにかなる場合も多い。なんといってもつけ外しが容易ではないうえに輪行時に邪魔になる。
自宅での保管の場合のおすすめは、本体につけるタイプではなく、作業用のスタンド。楽に保管できるし、帰ってきてすぐにロードバイクを拭くのにも最適だ。そのなかでも引っ掛けるタイプがベスト。リアハブに挟み込んで固定するタイプのものは毎回はめ込む作業が必要になるので面倒になる。
引っ掛けるタイプのスタンド。ディスプレイスタンドという名前だが、メンテナンスももちろん可能。引っ掛ける部分は樹脂製になっていて、フレームを保護する役目になっている。折りたたみができるので、使わない時はたたんで場所をとらないのも地味によい。
ロードバイクにキックスタンドがついていない理由
ロードバイクは基本的には競技用なので、元々キックスタンドを取り付けることを考えて作られてはいない。そのため専用の取り付けステーなどは設けられていない。エンド部分やアクスルに取り付けて使う物がある。
ただしロードバイクの機種によっては取り付けることができない。特にカーボンフレームの場合、取り付けが難しいものや、装着出来ないものだってあるので注意したい
メンテナンスにオイルは必須だ。これがないとギア変速がスムーズにできないだけでなく、注油を怠ると様々なパーツに錆が出てしまう。毎週とまでは言わないが、1ヶ月に1回は注油することが必要だ。
また、ロードバイクには注油すべきところと、注油してはいけない箇所があるので、その箇所は抑えておこう。 >初めての人でもよく分かる図解付き注油方法と注油が必要な箇所・してはいけない箇所
1本で済ませたいという場合は少々値が張るが、ナスカルブがおすすめ。チェーンだけでなくすべての可動部に使えるので複数のオイルを購入する必要がなくなる。また、水置換性があるので、パーツが濡れたままでも注油でき、チェーン洗浄後や雨天後の注油も乾くまで待たなくていいので楽。
チェーンなどを洗浄するのに必要なパーツクリーナー。主にはチェーンを器具にはめ込んで洗浄する洗浄機タイプと、スプレー式のタイプがある。洗浄機には基本的に洗浄液が付いているので、別途購入する必要がない。
また、洗浄機タイプは細かい部分まで洗浄できる。デメリットは多少面倒なこと。逆にスプレータイプは手軽にチェーンの洗浄ができるが、ものすごく汚れている場合はなかなか汚れが落ちない。ただ、チェーン以外の洗浄もできるところは大きなメリット。
チェーンの汚れは気になるけど掃除が面倒なのが問題点だが、専用の工具があれば楽にできる。初めての人におすすめしたいのが、PARKTOOLのチェーンギャング。初めての人でもチェーンを一気に洗浄できるので手間が少ない。また、ナイロン製のブラシが付いているので、ディレイラーの掃除もできるのも嬉しい。ただし、メンテナンススタンドが必須。
基本的にはフレームの拭き取りは濡れたウエスで拭き取るのだが、泥汚れや、チェーンからのオイルによる汚れなど、水だけでは落ちない汚れが絶対的に着く。
そのため、月に1回ほどはフレーム洗浄液を使い、フレームの掃除を行う。ちなみに、フレーム洗浄液ではチェーンの洗浄はできない。用途が大いに異なる。
洗浄力が強く、これを吹きかけてウエスで拭き取るとほとんどの汚れが落ちる。面倒であれば、全体にスプレーしてブラシでざっくりと擦ってもいい。ロードバイク向けに作られているだけあって、吹きかけたものをそのままにしていてもサビが出ないので気軽に使える。
ロードバイクを拭いたり、オイルの汚れを染み込ませたりと様々な用途で必要になる。着なくなったTシャツなどをウエスとして活用するのもありだが、おすすめはやはり専用のウエス。
吸収性が高く糸くずが出ないので、チェーンの拭き取りに非常に有用だ。濡れても破れないのでフレームの拭き取りやワックスがけなどにも存分に活躍する。
厚手のウエスでフレームの拭き取りやワックスがけはもちろん、チェーンに注油後のふき取りにも十分に活躍する。一度使ってみると使わなくなったTシャツとの使いやすさの差に驚くレベル。一回のメンテナンスに1~2枚あればどうにかなるので、コストパフォーマンスも悪く無い。
熟練者が行うような本格的な整備やパーツ交換を行うなら専門の工具が必要になってくるが、初心者が実行する作業の、サドル位置の調整やボトルホルダーの取り付けなどの簡易な調整であればドライバーと六角レンチがあれば十分。
費用を抑えたいのであれば、携帯用工具だけを買っておくこと。値段は1,000円程度で売っているので購入しやすいはず。多少は使いにくいが最低限のメンテナンスはこれでいける。もちろん、ツーリングにも持っていけるので買っていて損はない。
六角レンチとドライバーが付いているので、最低限のことはできる。
予算があれば専用工具を最初から揃えてもいい。セットになっているものを購入すれば、パンク修理からチェーン、ペダル、スプロケットの交換までできる。ロードバイクを続けていけばいつかはそれらの交換する必要がある。一つ一つの工具を揃えるよりも、一気に揃えてみるほうが安心だ。
パンク修理や、スプロケット交換、チェーン交換、ペダル交換、ボトムブラケット交換などこれ一台で様々なメンテナンスが可能。
他にも100均で手に入るものでも十分に活用できる。
上記のものは専用のものでなくてもいいので購入しておきたい。
メンテナンス系で最初に揃えるべきなのは空気入れとスタンドぐらい。この2点はないと困る。後は予算次第。ただ、ロードバイクを続けていくなら上記で紹介したものを購入すると長い目で見ると良い選択。必要経費と割り切って最初に購入すべし。
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